好きになろうよ!東村山

    この街をもっと好きになって欲しいと願う中年オヤジの日記

    第二保育園が民営化対象園となった経過 その2

     実は私、2010年5月19日に「第二保育園が民間移管の対象園と決定するまでの経過がわかるものすべて」と文書公開請求をした際、「第二保育園が進めようとしていた縦割り保育について、発案から取りやめに至るまでの経過がわかるものすべて」という文書公開請求も行っていた。というのも、保育園側が縦割り保育を進めようとして説明会までしたのに民営化で取りやめになったと人づてに聞いたからだ。
     もし早くから民営化対象園として第二保育園が候補に挙がっていたとしたら、保育園側が縦割り保育を進めることに対して、所管である子ども家庭部は「ちょっと待った」と言うのではないだろうか? というか、言うべきだろう。

     第二保育園が進めようとしていた縦割り保育についての経過がわかれば、それと照らし合わせて、第二保育園の民営化が決定した時期がわかるのではないだろうか?……そう思って、私は情報公開請求をしたのだった――。



     
    「第二保育園が進めようとしていた縦割り保育について、発案から取りやめに至るまでの経過がわかるものすべて」として請求した文書も、「第二保育園が民間移管の対象園と決定するまでの経過がわかるものすべて」と同じく2010年6月2日に公開された。出てきた文書は次の2つ。


    *平成21年度12月17日起案書「第二保育園平成22年度乳児枠拡大についての伺い」

    *平成22年3月11日起案書「市立第二保育園の職員体制」



     2番目の文書は縦割り保育の必要がなくなったため職員配置を再検討したもの。重要なのは1番目の「第二保育園平成22年度乳児枠拡大についての伺い」だ。早速、この文書の内容を紹介しよう――。(赤字は筆者)


    ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


    第二保育園平成22年度乳児枠拡大についての伺い



     平成22年度より総定員90名を変えずに、乳児の定員の枠を拡大することについて協議を行い以下の内容に決まりましたので、実施したくお伺いいたします。

    1.定員及び職員配置
     1歳児の待機児が多いことから、1歳児での入園の枠をひろげるため、現1歳10名を14名にし、4月新入園1歳児枠が8名(O歳6名から14名になるため)となります。そして2歳児を現12名を18名にし、2歳児新入園枠が4名(今年は1歳11名なので、22年度の枠は7名)となります。1・2歳児の定員が増えた分の職員は幼児から2名正規職員を配置し、幼児定員52名を、4名の正規職員と2名の臨時職員で保育します。

    2.部屋割り
     現1歳室は14名の定員を受け入れる広さではないことから、現2歳児室を新1歳児室として使うことにし、2歳児は現1歳児室を使います。幼児は3歳~5歳を2グループに分け 現3・4歳児室を使います。26名の3歳~5歳の子どもを2名の正規職員と半日の臨時職員で担当し、異年齢の生活と年齢に応じた活動を保障する保育を行ないます。

    3.今後の進め方
     園内で来年度の保育内容についてシュミレーションを行い、検討して行きます。父母会の役員に1月16日(土)に説明をします。全園児保護者に対しては、1月29日(金)4:30からと1月30日(土)9:30からの2回の説明会を行なう旨を1月園便りにてお知らせします
     職員と話し合った内容をまとめ、情報として各家庭に配布し、当日欠席された方には、要望があれば個別に説明します。2月の懇談会にて質問等受けたいと思います。

    4.職員体制
     乳児(1歳・2歳)の定員増にあたりねぜひ看護師を正規職員としていただきたく思います。 
     現在の臨時職員の方は、来年は辞めてしまい、看護師の臨時職員確保は大変困難な現状であることもご理解願いたい。園児90名の健康状態の把握という点において、経験の積み重ねが必要な職種でもあります。雇用が不安定なため人が替わると思われるので、正規職員としていただきたい。
     別紙の表にあるとおり、保育に関わる職員は、幼児に臨時職員3.5Hのかた2名増です。
     朝夕においても乳児が多くなるので、朝の臨時職員も増やす予定です。(新入園児面接が終った時点で時間・時間帯については検討します。)

    ※予算額 臨職賃金 1,943,550円



    ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


     まず注目すべきは、この「第二保育園平成22年度乳児枠拡大についての伺い」が起案された日付だ。

    平成21年度12月17日

     もし、この時点で「市立保育園の移管園の特定(伺い)」に書いてあるように、せめて民営化対象候補が第二保育園、第六保育園、第七保育園の3つに絞りこまれていたとすれば、検討しているハズの子ども家庭部は、第二保育園が出してきたこの起案書を見て、どう対処するだろうか?
    「ちょっとこの話は待ってくれ」とストップをかけないだろうか?

     仮に「保育園という現場を動揺させてはいけない」という配慮から極秘に民営化対象園の決定を進めていたとしても、この「第二保育園平成22年度乳児枠拡大についての伺い」に書いてある2010年1月16日の父母会役員に対する説明会はやめさせるのではないだろうか?
     だが、実際は説明会は行われた。

     それはなぜか? 私は子ども家庭部の職員がそこまで現場の保育園に対して不親切であるとは思わない。第二保育園が民営化対象園の候補に挙がっていれば、必ず「説明会はやめて欲しい」と待ったをかけるハズだ。しかし、待ったはかけられず、説明会は行われた。

     考えられる理由は1つだ。
     それは、まだ説明会が行われる2010年1月16日時点で、第二保育園は民営化対象園の候補でなかったということだ。
     でも、そんなことがあり得るだろうか? もう一度、「市立保育園の移管園の特定(伺い)」を読んでみて欲しい。いとも簡単に候補園が決まっていることがわかる。
     では、なせ?

     推測でしかないのだが、私の出した結論はこうだ。


    子ども家庭部は、どの市立保育園を民営化するのかを全く検討していなかった。


     いや、正確に言えばこうだろう。


    どの市立保育園を民営化するのかの検討メンバーに、子ども家庭部の人間はいなかった。


     そうとしか考えられないし、またそうであるならば納得できる部分がかなりある。
     私は2009年12月定例会の一般質問で「待機児解消対策を含む子育て施策の決定プロセスについて」と題して質問をした。というのも、保育園の待機児解消を中心とした子育て施策「子育てするなら東村山 緊急プロジェクト」の決定において、あまりにも渡部尚市長サイドで決まった感じがしたからだ。この時も情報公開請求したら、子ども家庭部内での検討資料・文書は一切出てこなかった。

     今回も渡部市長サイドが決定したと考えれば、保護者説明会における子ども家庭部職員の頼りない答弁もうなずける。自分たちで念入り検討したのであれば、自分たちの言葉でシッカリ説明できるだろうが、上からポンと決まった下りてきたモノであれば、そりゃキチンと答えられないというモノだ。

     しかも、もっと早い段階で決まっていれば子ども家庭部内で少しとでも勉強なり検討ができて、何とかなっていたかもしれない。
     しかし、「第二保育園平成22年度乳児枠拡大についての伺い」という文書を見れば、子ども家庭部はもちろん、渡部市長ですら第二保育園を民営化対象園の候補と考えていなかったことは明らかだ。なぜ、そう言えるかというと、起案書の決裁印を押す欄にちゃんと渡部市長も判を押しているからだ。候補として頭に浮かんでいたら、気配りの細やかな渡部市長のことだから、判を押していないだろう。
     ということは、平成21年度12月17日の時点では、民営化の対象園は全くの白紙だったということが推測できる。
     さらに言えば、父母会役員への説明会が行われた2010年1月16日時点も白紙だったのではなかっただろうか?

     民営化する対象園がハッキリ第二保育園と決まったのは、「市立保育園の移管園の特定(伺い)」が起案された2010年2月3日だ。となると、2010年1月16日から2月3日までのわずか18日間で第二保育園が民営化対象園と決まったことになる。


     さらにさらに言えば、子ども家庭部が「民営化するのは第二保育園」という決定を聞いたのは、「市立保育園の移管園の特定(伺い)」が起案された2010年2月3日当日ではないだろうか? 私がそう推測するのは、この「2月3日」という日、ほかでも出てきたからだ。

     2010年3月定例会の一般質問で大塚恵美子議員が児童クラブの問題について聞いているのだが、運営の見直しについて再質問した際、子ども家庭部長は次のように答えている。


    昨年の秋から議論を内部で始めておりまして、ことしの2月3日になりまして、職員のほうに市長のほうから現行体制は見直しまします、嘱託職員化へ向けて、あるいは民営化の選択肢もありますよということを、職員に直接伝えていただきました。


     2月3日に渡部市長が職員に対して話したのは、児童クラブの運営体制のことだけではないハズだ。ここで子育て施策全般について市長サイドで詰めたことを話し、その中に「第二保育園の民営化」も入っていたと考えるのが自然だろう。
     決定のプロセスが全く見えないまま、担当所管そっちのけでポンポンと子育て施策が決まる……私が子ども家庭部の職員、また保育園の職員だとしたら面白いワケがない。せめて自分たちがその施策決定に関わっていれば、ヤル気が少しでも出るというモノだが……。


     ここまで書いてきたことはあくまでも私の推測だ。しかし、私は半分以上は当たっていると思っている。実際、これらの文書を公開してくれた職員に「子ども家庭部内でキチンと民営化する保育園を検討してきましたか?」「昨年の段階で候補の保育園が絞れていたら、第二保育園の縦割り保育実施の話は、普通、待ってくれと言いますよね?」と聞くと、黙り込んでしまった。

     このままでは保護者はもちろん、子ども家庭部の職員、また保育園の職員も納得できないのではないだろうか? もっと丁寧に、子ども家庭部や第二保育園の職員も納得するように進めていくべきだと私は考える。






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    薄井政美

    家族は妻と長男、長女。52歳。趣味は地元の食べ歩きと映画鑑賞。東村山市在住

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