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民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒


『民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒』(宇留嶋瑞郎著/ユニコン企画発行/長崎出版発売/1200円+税)
 草の根問題の原点ともいえる1995年の議席譲渡事件と女性市議転落死事故について詳細に書かれたルポルタージュ。現在、絶版となっていて書店では買えないが、私の手元に在庫があるので、希望者はこちらにメールしてください。書籍代+送料でお分けいたします。

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議会で問題にする話なのでしょうか? その2
 2005年4月、道路にできた穴に自転車のタイヤがはまり、転倒。乗っていた市民が足を骨折する事故があった。たまたまその市民を知っていた佐藤真和議員がケガをしている知人に代わって、市に事故状況を説明し、市は過失割合を算定し、治療費と休業補償を支払った……この事故に関して、「佐藤議員は口利きをしている」と主張する矢野穂積議員。2007年10月9日の決算特別委員会に続き、2007年12月6日の一般質問でもこの“問題”を取り上げた。その質疑応答を一問一答形式に再構成して紹介する。



 
○矢野議員 発言時間制限に抗議しつつ、順次伺います。
 午前中は、何かおしりに火がついている人物が騒いだようでありますが、静かに聞いてもらいたいと思います。
 まず、第1点でありますが、決算特別委員会でもお聞きした問題でありますが、しかしながら、これはこれからも市道上の、市が管理する市道上の事故というのは発生しないということは言えないという意味で、この市道上の事故に対する補償の基準というのが問題になるわけでありまして、事故に遭った側というか、医者にかかったり仕事を休むという側からすれば、100%の補償をしてもらいたいというのは、それは人情でありますが、ただしですね、それがどの場合も同じように補償がされるということになると、これはまた話が全然違うのでありまして、基準というのがどのように明確化されているかということが問題にあるわけであります。弁護士とか、あるいはその交通事故等の判断を、過失割合、あるいは、その補償についての専門家の意見もあると思いますので、そういったことも含めてどのように考えていくかということでお聞きするわけでありますが、決算特別委員会でも指摘しましたが、開示された公文書、私はちょっとこの補償の内容に非常に大きな疑問を感じましたので、昨年の議会以降調べているわけでありますが、情報公開で開示された公文書によればですね、既に指摘されたとおり、市道上の、この問題の市道上ですね、事故、自転車利用者の事故ということでありますが、市道上のグレーチングと集水升とのすき間に自転車のタイヤが挟まって起こった、発生した事故でありますが、この事故について、市が8割の過失責任で補償金を支払っているという問題であります。

 この市議会の中に籍を置いている佐藤真和さんが、所管道路交通課長に対して、あるいは、その所管の係の方に対して、このように要求した。本人には過失はない、認められない。早く休業補償をしてほしい、してくださいということで発言し、何回か面談されたようでありますが、直接的な口ききをした事実が、この公文書に記録されているというわけであります。びっくりいたしましたが、既に決算特別委員会でも、軽車両である自転車には、左側通行が道交法上で義務づけられている、これは、所管の答弁があったわけでありますが、聞くまでもなく、当然の法律上の義務であります。そこで、この公文書上でもこのことははっきりと指摘したとおり確認された事故でありますので、この法的なこの自転車利用者の義務との関係で、問題として挙げられるのは、どういうふうな、この市道上の通行をしていたかということでありますが、これも決算特別委員会で答弁があったように、自転車利用者がけがをしたという問題のグレーチングと集水升のすき間の部分というのは、明らかに市道のセンターよりも、進行方向右手にあるということが、「やや」という言葉がついておりましたが、センターから見れば右側にあるという答弁もあったわけでありますし、私も確認しておりますし、公文書の開示されたものの写真にも、明らかにこの事実は記載されて、一べつすればわかるという事情にあるわけであります。

 そこで、まず第1点として、にもかかわらず、市の過失割合がなぜ8割にもなるのか、見方によっては、これは本人の自己責任だという見方もありますでしょうし、あるいは、市の負担が、こういうふうな5割を超えていくというのは、どういうことかというような意見も多くあるわけであります。私も、どんなに多く市の過失責任を評価しても5割どまりではないか。そういう意味では、ある市民の中の意見では、自己責任になってしまう場合もあり得るんではないかというようなことも聞くわけであります。
 そこで、なぜですね、この本件の事故が市の過失割合、負担が8割にもなっているのか、その辺について伺っておきます。


○都市整備部長 過失割合でございますけれども、道路賠償責任保険会社の顧問弁護士に、過失割合について、協議、相談いたしてまいりました。その結果、事故原因となりましたすき間が、やや右側、ほぼ道路の中央部に位置し、かつ、通常の陥没等から比べてすき間が小さく目立たないことから、この弁護士から8割の過失割合が示され、保険会社と東村山市がこれに合意した経緯でございます。

○矢野議員 2点目でありますが、この問題の公文書に記載されている、佐藤さんが直接所管と面談して、自転車利用者に過失はない、休業補償をせよというふうに要求したことが記載されているわけでありますが、佐藤さんは、自転車利用者本人にかわって、直接金銭を行政に対して要求する口ききを行ったということになるわけでありますが、この辺の具体的経過について、どういうことであったか、そしてこういうことが議員という立場において許されるのかどうなのかですね、具体的に、本人にかわって直接、行政に対してお金を出してくれと、現実に、過失責任がない、つまり、全然自転車利用者には悪いところはないんだというふうに言ったというふうに記録されてるように思いますが、この辺についてお伺いしておきます。

○都市整備部長 具体的な経過ということでございますけれども、本件事故の被害者でありますK氏とはなかなか連絡がとれず、示談交渉が思うように進まない現状が一方ございました。こうした状況時に、K氏の知人であります佐藤議員から経過説明を求められ、説明をした経過はございますけれども、一方、市の方から逆に連絡がとれないということで、依頼をした点も若干ございます。その詳細等につきましては、開示請求いただいた文書以外の詳細等について、記録がないこと、また、直接担当いたしておりました当時の係長が定年退職していることから、詳細は不明でございます。

○矢野議員 このような、議員が、その当人にかわって補償をするように行政に対して、お金を、休業補償というのは具体的にお金を出してくれということですが、そういうふうなことを要求する例が、過去にあったのかどうなのか、これも伺っておきます。

○都市整備部長 道路賠償責任保険会社へ問い合わせいたしましたところ、過失割合が8割対2割の事例もあると伺っておりますが、全く今回と同様の中身での率については不明でございます。他事案で、議員がこの種の申し出があったかということについても不明でございます。

○矢野議員 どうもその顧問弁護士というのは市の顧問弁護士ではなくて、保険の関係の弁護士がしたということでありますが、どうもその実態が伝わってたのかなという点で言えば、問題がかなりあるように思いますが、1点だけ確認しておきますが、この公文書、開示された公文書に、自転車利用者に過失はないということと、休業補償をせよということを佐藤さんが要求した、所管に要求したと書いてあることは間違いないですね。この点だけは確認しておきます。

○都市整備部長 保険会社につきましては、当市が加入いたしております道路賠償責任保険で、全国市有物件災害共済会、幹事保険会社が損害保険ジャパンでございましたので、そこの弁護士と調整をしたという意味であります。具体的に、今、発言の中身について再質問あったわけでありますけれども、情報公開で公文書公開されているとおりであります。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


 都市整備部長の答弁からも明らかなように、道路賠償責任保険会社の顧問弁護士との協議で算定されたモノで、しかも8割という過失割合は弁護士の方から提示された。佐藤議員から事故状況を聞いた東村山市側ではない。これだけでも佐藤議員が「口利き」をしていないことは明白だが、仮に行政側から過失割合を提示したとしても、佐藤議員はケガで行政側と連絡の取れない知人に成り代わって行ったことだから、やはり「口利き」には当たらない。
 それなのに執拗に「口利き」と決め付けて質問する矢野議員。そもそもこの「問題」と言うのも恥ずかしい“問題”を、年に4回しかできない一般質問で取り上げること自体、いかがなモノなのだろうか?

 この一般質問のやり取りで佐藤議員が「口利き」をしていないことがわかったハズなのに、矢野議員は政治ビラ「東村山市民新聞」159号(2007年12月15日発行)で、またもこの“問題”を取り上げ、こんな見出しを付けている。

市から休業補償8割、佐藤「市議」口利き

 どうしてここまで決め付けることができるのか、私には理解できない。
 さすがに2008年になってからは「口利き」攻撃をしなくなったが、そのことについて佐藤議員に謝罪の言葉もない。

 一体、この「口利き」攻撃は何だったんだろうか?

 記事のタイトルにもしたのだが、そもそもこの“問題”、議会で取り上げるべきモノだろうか?

 
 






テーマ:議員って? - ジャンル:政治・経済

草の根関連 | 19:22:16 | Trackback(0) | Comments(2)
コメント
佐藤議員、この問題でやっぱり攻撃されていたのですね。攻撃されかねない問題と思っていました。佐藤議員のブログにもこの問題の記載があって、コメントしました。1議員が、個人の為に担当所管に会い、金銭保障に関する話をするだけでも、問題があるのではないでしょうか?被害者の方に、保険制度があるから、市と協議をしたらとのアドバイスでもいいのではないでしょうか?被害者の方と、佐藤議員は、連絡がつくのに、どうして市は連絡がつかないのでしょう。うがった見方は、いろいろ出来ます。議員の権力は、非常に大きいものです。ぜひ、梨下に冠を直さずの姿勢でいてほしいものです。
2008-07-04 金 23:22:54 | URL | 土木屋さん [編集]
土木屋さん
コメントありがとうございます。
私はアドバイスの延長だと解釈しているのですが、なるほど、土木屋さんのような見方もあるワケですね。
「梨下に冠を直さず」……私も心するようにします。
アドバイスありがとうございます。

2008-08-04 月 16:37:04 | URL | 薄井政美 [編集]
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