投稿日:2008-05-30 Fri
以前に私は「市職員の不祥事に関する決議」という記事を書いた。これは2008年2月26日の3月定例会初日に出された議員提出議案についての記事だ。例の市の職員が引き起こした横領事件について、渡部市長に原因の徹底究明と抜本的な防止策を求める決議で、議員の誰もが賛成するであろう内容だ。しかし、この時、2人の議員が反対した。草の根市民クラブの矢野穂積議員と朝木直子議員だ。2008年5月29日に3月定例会の会議録が市のホームページにアップされたので、彼らがどういう理由で反対したのか検証してみたい――。
まず最初に議員提出議案である「市職員の不祥事に関する決議」がどういうモノであるかを紹介しよう。
平成8年の中央公民館における職員の公金横領という不祥事の発覚を機に、再発防止のため、多くの対策がとられ、平成8年8月30日に開催された東村山市議会臨時会において詳細に報告がされた。議会からも不祥事に対する厳しい意見が述べられたが、このときの教訓が今回生かされず、再び職員による公金横領という事件が起きたことは極めて残念である。このようなことは、真面目に職務に取り組んでいる職員のやる気をそぐ原因にもなりかねない。
よって市長は、徹底的な原因の究明を行うとともに、綱紀粛正、危機管理体制の強化、公務員倫理のより一層の徹底を図るのはもちろんのこと、チェック体制の強化等の抜本的な防止策を講じ、市民の信頼を回復するため格段の努力をするよう強く要望する。
以上、決議する。
この議員提出議案に対して、矢野議員は反対の討論として次のように述べている。
○矢野議員 草の根市民クラブは、質疑時間制限に強く抗議するとともに、本件決議に対し、以下の理由により反対する。
1、750万円横領の本件事件については、さきの臨時議会では、私どもなど質疑時間が12分という極めて不十分な審議しかなされていないこと。
2、96年、1300万横領に続き、市職員の公金横領事件が再発したのであるから、本来、特別委員会を設置し、徹底した真相究明、及び、再発防止策を具体化すべきところ、本件決議は事件にふたをする役割でしかないこと。
3、本件決議は、私ども草の根市民クラブを排除し、一部会派のみによって企図されたものであって、このような議会運営のあり方こそが不祥事再発を招いたというべきであり、行政を徹底的にチェックし、議会運営を改革するという上からも到底容認できないやり方である。
以上により、本件決議に反対する。
今回の決議を出したからと言って、不祥事についての議論が終わるワケではない。ただ議会の総意として行政側に「キチンとしろよ」とクギを刺しておく必要がある。そのための決議だ。むしろこういう決議を出さない方が問題だろう。
あとは個々の議員が、行政側の出した再発防止策をチェックし、「おかしい」と思えば一般質問などで「議会として決議を出しているのに、どうなっているんだ」と再び追及すればいいのである。だから1と2に関しては論点がズレているような気がする。
3に関しては「はぁ?」という感じ。「のけ者にされたから反対します」っていうことだと思うけど、そんな理由で反対するなんて、どうなんだろう?
いや、いろんな意見があっていいと思うんです。全員が横並びになる必要はない。でも私にはこの反対理由、どうもよくわからないんですよね。皆さんはどう思いますか?
△ PAGE UP


