好きになろうよ!東村山

    この街をもっと好きになって欲しいと願う中年オヤジの日記

    請願が不採択となった理由

     市のホームページに、2008年2月4日に開催された議会運営委員会の会議録が掲載された。この日は「矢野穂積・朝木直子両市議に対する辞職勧告を求める請願」の採決が行われ、結局のところ、請願は不採択となった。しかし、採決するにあたり、各委員の所属する自民党・自治クラブ、公明党、共産党、民主・生活者ネットワークの4会派すべてが討論を行った。
     今回はその討論をすべて紹介する。



     
    ○肥沼茂男委員(自民党・自治クラブ)

     19請願第23号、矢野穂積・朝木直子両市議に対する辞職勧告を求める請願につきまして、自民党・自治クラブを代表して不採択の立場から討論いたします。
     本請願は、昨年8月21日に東村山市議会議長に提出され、9月定例会において本議会運営委員会に付託されたものであります。本請願趣旨は、両名が運営する東村山市民新聞、ウエブサイトにおいて、一般市民への脅迫的、名誉毀損的発言、並びに誹謗中傷を繰り返し、市政に関する開かれた議論が妨げられており、両名が公人である市議会議員として適格性を欠いているので、東村山市議会が両名に対して自発的な辞職を求めるよう、勧告決議を行うように求めているものであります。
     本請願については、両議員が配布、並びに配信する新聞や、インターネット上の記事やコメントに関して、公人としての資質が問われておりますが、この問題は、両議員だけではなくすべての議員に投げかけられた非常に重い問題であると認識しております。

     今回の請願が、議会運営委員会に付託された経緯についても触れておかなければなりませんが、本請願と同様に他の議員に対する辞職勧告も前段で提出され、政策総務委員会で不採択になった経緯もございます。不採択された請願の趣旨は、辞職を求めるための理由、例えば、薬事法違反でありましたり、男女共同参画条例違反などの具体的にその辞職を求める表題が確定されていたために、政策総務委員会に付託され、結果として不採択された経緯がございました。今回は、インターネットを通した直接的な市民とのトラブルが原因で、議員としての適格性を疑問視されたことから、議員の職を辞する勧告を求めた請願であったことから、議会運営委員会で審査することになったものであります。
     もとより、議員の身分に関しては、選挙で選ばれた結果を尊重しなければなりませんが、選ばれたからには議員として常識や適格性は、常に市民から注視されていることは意識しなくてはなりません。このような事情も勘案し、請願が付託されてから、公開、非公開を含め、今日まで数回この請願に関して、各委員から指摘、発言があり、請願者のその思いと議会に求めた課題については、議論の中でも十分に理解されたものであります。
     しかし、請願の取り扱いに関しまして、審査するに当たり議会運営委員会としては、請願の紹介議員、並びに請願対象者の両名に対し、公平に意見を聞こうと試みましたが、残念なことに両議員が弁明の場を与えたのにもかかわらず、それを拒否し、逆にその矛先をこの請願を提出したことに対して、両名は名誉毀損であるとして司法の場に提訴したことは理解に苦しむところでございます。このことは、請願提出者、並びに請願紹介議員が同時に提訴されたことは、議会運営委員会内での議論のあり方に大きな衝撃であると同時に、議会の議論が司法の判断に影響を及ぼすことを考えれば、これ以上の議論は議会ですることは大変難しい問題であると考えます。何度も言いますが、請願者の精神的な負担、並びに東村山市議会に対する請願は十分理解するところでありますが、前に述べた理由により、本請願は不採択とすべきと考え、討論といたします。


    伊藤真一委員(公明党)

     19請願第23号、矢野穂積・朝木直子両市議に対する辞職勧告を求める請願につきまして、公明党を代表いたしまして不採択の立場から討論いたします。
     本請願の審査に当たりまして、請願人が矢野議員、朝木議員が議員として不適格であるという論拠として、1、薄井議員の辞職勧告請願の抗議者の氏名を、運営するホームページサイト上でさらしもののように公表したこと、2、性風俗に従事する人々に対する職業差別意識を持っていること、3、公職にありながら、みずからの批判に対し、ネット上で脅迫、恫喝とも思える警告を行っていること、4、自分に対する批判者を、根拠もなく犯罪者呼ばわりして威嚇するという、言論、表現の自由に対する、弾圧ともいえる行為を行っていること、5、名誉毀損となるサイト上の誤報に対する訂正要求に対し、謝罪を行わず不誠実な対応に終始したことを挙げています。

     当委員会としては、最初にこの請願につきまして、矢野、朝木両市議に対し弁明の機会を設けたにもかかわらず、両人が出席をしてその機会を行使しなかったことは、まことに遺憾であります。他方、議員辞職勧告といえば、さきの19請願第7号、薄井政美市議の辞職勧告についての請願の審査に当たり、政策総務委員会はこれを不採択といたしました。その際、政策総務委員会はその理由として、1、公正な選挙で選出された議員の身分は大変に重いものであること、2、議会には議会の外における議員の行動、言動について、十分、かつ公平な調査を行う権能があるのかという点については、問題があるということを挙げました。それを受けて、9月の定例会本会議においても不採択が議決されたわけでございます。
     また、国権の最高機関である衆参両議院においても、過去60年に及ぶ歴史の中で、議員辞職勧告決議が採択された例は、両院合わせてわずか4回であり、いずれも弁護士法違反、政治資金規正法違反、収賄罪、詐欺罪により逮捕、あるいは起訴に至って採択されているのです。したがって、国会の例を見ても、公正な選挙を経て与えられている議員の身分は、議会内外における政治的な思惑や戦略で取り扱うべきではなく、議員辞職勧告は刑事罰に問われるなど、一定の司法手続等を背景になされるべきものと解釈すべきだと考えます。
     市議会議員は、あくまで市民の代表として、市民の生活の向上のため、議会の内外で誠実かつ真剣な議論、発言を行うべきであります。ところが、批判者への誹謗、中傷の応酬に終始するなど、およそ建設的とは言いがたい動きがあることは、議会としてはまことに残念であることを付言させていただき、不採択の討論といたします。


    清沢謙治委員(共産党)

     19請願第23号、矢野穂積・朝木直子両市議に対する辞職勧告を求める請願につきまして、日本共産党は以下の理由で不採択とすべきと考えます。
     今回の請願は、薄井議員の過去の活動に対する、矢野、朝木両氏の辞職勧告請求に始まり、インターネット上で一般市民をも巻き込んだ批判の応酬に発展し、ネット上での議論のあり方が問われている請願です。インターネットの歴史はまだ浅く、ネット上での議論のあり方については、ルールやマナーが十分に確立されているとはいえないのが現状です。日本最大の掲示板サイトである2ちゃんねるは、多くの名誉毀損訴訟の舞台ともなっております。しかしながら、政治活動や政策についての議論の場として、インターネットが大きな可能性を秘めていることも、また事実です。インターネットを活用した選挙活動についても、解禁される方向で議論が進んでおります。こうした中で、今回の請願は、政治活動とインターネットの関係について広く議論するチャンスであったと考えます。
     しかしながら、請願人が矢野、朝木両氏により名誉毀損で訴えられる事態となり、この問題について議会での議論を深められないことは残念であります
    。今回、請願を提出していただいた市民の皆さんには、貴重な問題提起として受けとめさせていただきたいと思います。
     最後に、不採択とすべき理由でありますが、ネット上での批判の応酬をもって議員辞職勧告を求めるということにつきましては、多くの市民によって選ばれた議員の議席の重さを考えれば、やや論理に飛躍があると思われます。よって、我が党はこの請願を不採択とすべきと考えます。


    ○木内徹委員(民主・生活者ネットワーク)

     19請願第23号について、民主・生活者ネットワークを代表して、不採択の立場から討論をいたします。
     この請願の趣旨は、矢野、朝木両市議が、東村山市民新聞、ウエブサイトにおいて、一般市民への脅迫的、名誉毀損的発言等を繰り返し載せていることに対して、両議員が市議としての適格性に欠けているので、市議会が両議員に対して自発的辞職を求める勧告決議を行うよう求めたものであります。私どもは、請願人の訴えには理解を示すところでありますが、犯罪、特に刑法犯でない両議員に、その身分を剥奪するような勧告を行うことは、市議会の意思決定権限を越えるものであると考えます。
     ただ、国民に等しく認められている権利、すなわち請願権に関して、その請願人、及び、紹介議員に対して、名誉毀損等で訴えるという行為もまた、厳に慎むべき行為として指摘をしておきたいと思います。
     以上の理由によって、本請願は不採択として討論を終わります。


    ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


     改めて会議録を読み返すと、結果は不採択なんだけど、「よくここまで言ってくださいました」という気持ちに素直になる。請願人、それから請願人として名を連ねることはできないけど、矢野・朝木両議員から「東村山市民新聞」というサイトにおいて、「セクハラ支持ネットオタク」、「『性風俗マニア』薄井さんのお仲間」、「ネット政治集団」などとレッテルを張られ、嫌な思いをしてきた人たちの気持ちをくみとってくれている。

     請願は不採択となった。しかし、矢野・朝木両議員に全く問題がないから不採択になったワケではないことは、4会派の討論を読めばわかると思う。いまだにサイトにおいて、他サイトに寄せた一般市民のコメント引っ張って、「セクハラ支持ネットオタク」、「『性風俗マニア』薄井さんのお仲間」、「ネット政治集団」などのレッテルを張り続けている矢野・朝木両議員。こういう行為はすぐにやめるべきだと私は思う。少なくとも市議会議員という立場の人間がやるべきことではないと強く思う。





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    薄井政美

    家族は妻と長男、長女。52歳。趣味は地元の食べ歩きと映画鑑賞。東村山市在住

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