好きになろうよ!東村山

    この街をもっと好きになって欲しいと願う中年オヤジの日記

    再び完全勝利!

     
    「矢野穂積・朝木直子両市議に対する辞職勧告を求める請願」が名誉棄損にあたるかどうかを巡る裁判は2010年3月17日、東京地裁立川支部で原告である矢野穂積・朝木直子両議員の訴えをすべて退ける判決が出た。しかし、矢野・朝木両議員はこの判決を不満として控訴。そして2010年10月6日、東京高裁において控訴審の判決が出された。今回はその内容を紹介する。
     なお一審の判決については以下の記事を参照してください。


    「完全勝利の判決 その1」

    「完全勝利の判決 その2」



     
    平成22年10月6日判決言渡
    平成22年(ネ)第2133号損害賠償等請求控訴事件(原審・東京地方裁判所立川支部平成19年(ワ)第2090号)


    判 決



    控訴人 矢野穂積
    控訴人 朝木直子


    被控訴人 ○○○○
    被控訴人 薄井政美
    被控訴人 佐藤真和



    主 文



    1 本件控訴をいずれも棄却する。
    2 控訴費用は、控訴人らの負担とする。



    事実及び理由



    第1 控訴の趣旨

    1 原判決を取り消す。

    2 被控訴人らは、控訴人矢野穂積(控訴人矢野)に対し、連帯して、250万円及びこれに対する被控訴人○○○○(被控訴人○○)につき平成19年9月21日から、被控訴人薄井政美(被控訴人薄井)につき同月20日から、被控訴人佐藤真和(被控訴人佐藤)につき同年10月6日から、各支払済みまで年5分の割合による金員を支払え。

    3 被控訴人らは、控訴人朝木直子(控訴人朝木)に対し、連帯して、250万円及びこれに対する被控訴人Kにつき同年9月21日から、被控訴人薄井につき同月20日から、被控訴人佐藤につき同年10月6日から、各支払済みまで年5分の割合による金員を支払え。

    4 被控訴人薄井は、原判決別紙1-1記載の「請願全文」(請願全文。「本件請願」ともいう。)を掲載した原判決別紙1-2(1)記載のインターネットブログから「請願全文」及び原判決別紙1-3記載のインターネットブログへのリンク表示を削除せよ。

    5 被控訴人○○は、請願全文を掲載した原判決別紙1-2の(2)記載のインターネットブログから「請願全文」及び原判決別紙1-3記載のインターネットブログへのリンク表示を削除せよ。

    6 被控訴人薄井及び被控訴人Kは、控訴人らに対し、被控訴人薄井につき原判決別紙2-2記載の条件により、被控訴人○○につき原判決別紙2-1記載の条件により、それぞれが開設するインターネットブログに謝罪広告を掲載せよ。



    第2 事案の概要

    1 本件は、控訴人らが、被控訴人らによる東村山市議会議長に対する本件請願の提出並びに被控訴人薄井及び被控訴人○○(被控訴人薄井ら両名)によるインターネット上のウェブページへの本件請願の掲載等により、控訴人らの名誉が毀損されたとして、(1)被控訴人らに対し、不法行為に基づく損害賠償請求として、連帯して、控訴人ら各自に対して損害金250万円及び遅延損害金の支払を、(2)被控訴人薄井ら両名に対し、各自のインターネットブログから「請願全文」及びリンク表示を削除すること並びに各自が開設したウェブページに謝罪文を各自掲載することを求める事案である。

    2 原審は、控訴人らの請求をいずれも棄却した。当裁判所も、控訴人らの請求をいずれも棄却すべきものと判断した。

    3 前提事実並びに争点及びこれに対する当事者の主張は、原判決の事実及び理由の「第2 事案の概要」の2から4まで(原判決2頁末行から14頁19行目まで。別紙を含む。)に記載のとおりであるから、これを引用する。



    第3 当裁判所の判断(略語については、原則として、原判決に従う。)

    1 当裁判所の判断は、原判決18頁16行目「人権感覚麻痺者」と、」の次に「「透明改革!」というハンドルネームの投稿者について、「売春を否定すれば、『職業差別』で提訴されるという呆れた発想の持ち主」と、」を加えるほかは、原判決の事実及び理由の「第3 当裁判所の判断」1から4まで(原判決14頁21行目から26頁10行目まで。別紙を含む。)に記載のとおりであるから、これを引用する。

    2 控訴人らは、本件請願は控訴人らが市議を自発的に辞職すべきであるほどに市議としての適格性を欠いているとするものであるから、その該当性についての真実性の証明がされなければならない旨主張する。
     しかしながら、本件請願中の控訴人らが市議としての適格性を欠いているとの記載部分は、意見ないし論評の表明に該当するものであるから、この意見ないし論評の前提となる事実の重要な部分が真実と認められれば、人身攻撃に及ぶなど意見ないし論評の域を逸脱したものでない限り、違法性が阻却されるというべきであって、これと異なる上記主張は独自の見解に過ぎず、採用することができない。
     なお、控訴人らは、本件請願において市議としての適格性がないとの批判の前提とされた「東村山市民新聞」と題するウェブサイト(控訴人らのサイト)における控訴人らの発言は、市議としての活動ではなく、個人としての活動であり、これをとらえて控訴人らに市議としての適格性がないとした本件請願には相当性がない旨主張するが、控訴人らのサイトにおける控訴人らの発言は、市議という公的立場にある控訴人らの活動である上、控訴人らが控訴人らのサイトにおいて、「矢野議員、朝木議員の公式見解」などという表題の下での発言もしていることは上記引用に係る原判決が認定するとおりであるから、その発言を個人としての活動と認めることはできず、その発言内容は市議としての適格性に関係するといわざるをえない。

    3 控訴人らは、本件請願中の意見ないし論評の前提となる事実の重要な部分について真実性がない旨縷々主張するが、その真実性が認められることは上記原判決が認定説示するとおりである。また、控訴人らは、本件請願中の意見ないし論評の表明に該当すると認められる部分について、これを事実の摘示に該当するとして、その真実性の証明がないなどと主張するが、その前提において失当であり、採用することができない。
     なお、控訴人らは、控訴人らのサイトにおける控訴人らの発言は、控訴人らに対する名誉毀損行為等への対抗措置として行った正当な行為であり、これを市民に対する脅迫、名誉毀損等と決め付けた本件請願の違法性は阻却されない旨主張するが、本件請願中の意見ないし論評の前提となる事実の重要な部分が真実であると認められる上、控訴人らが、控訴人らのサイト上等において、被控訴人薄井及びその支持者らを厳しく批判しており、その表現中には、同被控訴人及びその支持者らを誹謗し、揶揄するような表現が多数見られることなどの原判決が説示する諸事情に鑑みると、本件請願の各表現は、控訴人らの表現行為等に対する反論等として、意見ないし論評の域を逸脱したものということはできない。



    第4 結論

     以上によれば、原判決は相当であるから、本件控訴をいずれも棄却することとして、主文のとおり判決する。




    東京高等裁判所第1民事部

    裁判長裁判官 1名
    裁判官 2名


    ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


     とてもアッサリした判決だけど、裏を返せば「一審判決の通り」ということ。再び完全勝利したというワケだ。
     それにしても、判決を読んでわかると思うが、この控訴審において、矢野・朝木両議員は次のように主張した。


    「東村山市民新聞」と題するウェブサイト(控訴人らのサイト)における控訴人らの発言は、市議としての活動ではなく、個人としての活動であり、これをとらえて控訴人らに市議としての適格性がないとした本件請願には相当性がない旨主張


     ホームページ「東村山市民新聞」での発言は市議としてではなく、個人としての発言だから、そこでの発言をもって「市議失格」というのはおかしい……というワケだ。苦し紛れとはいえ、こんなデタラメなことを言い出すなんて、市議として恥ずかしくないのだろうか? このことについて、判決では次のように指摘している。


    控訴人らのサイトにおける控訴人らの発言は、市議という公的立場にある控訴人らの活動である上、控訴人らが控訴人らのサイトにおいて、「矢野議員、朝木議員の公式見解」などという表題の下での発言もしていることは上記引用に係る原判決が認定するとおりであるから、その発言を個人としての活動と認めることはできず、その発言内容は市議としての適格性に関係するといわざるをえない。


     ホームページ上で「矢野議員、朝木議員の公式見解」と題した記事もあるというのに、「個人としての発言」と言い張るこのデタラメさ。市議としての適格性がないと主張した請願人○○さんの目は確かだったと言えるのではないだろうか?


     それにしても、最初に訴えられてからこの控訴審判決が出るまでに3年もかかっている。請願人○○さん、佐藤議員、そして私の3人で負担しあった裁判費用も1人20万円以上になる。私は一審の判決が出て時、記事にこう書いた。


     私は言いたい。矢野・朝木市議は、罪のない一般市民を訴えることを恥ずかしいとは思わないのだろうか? この裁判によって請願代表人の東村山市民は、精神的苦痛も味わったし、公判に出席する労力も強いられたし、裁判費用という金銭的な負担もしなければならなかった。手続きに従って請願を提出しただけで、全くの落ち度がないのに訴えられ、言葉にしがたい苦痛を味わうことになったのである。
     こんなことが許されていいのだろうか?

     もし矢野・朝木両市議に人としての良心があるのなら、控訴するのをやめて、請願代表人となった東村山市民に手を付いて「すみませんでした」と謝罪していただきたい。私は心からそう思う。



     同じことを今回も言いたい。もし人としての良心があるのなら、上告するのをやめて、請願代表人となった東村山市民である○○さんに手を付いて「すみませんでした」と謝罪していただきたい。






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    薄井政美

    家族は妻と長男、長女。56歳。趣味は地元の食べ歩きと映画鑑賞。東村山市在住

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