好きになろうよ!東村山

    この街をもっと好きになって欲しいと願う中年オヤジの日記

    考えるヒントとなった本 vol.7

     
     たまたま東村山市の中央図書館で目について借りた本なのだが、まさに寝る間を惜しんでワクワクしながら一気に読んだのが、今回紹介する「ハコモノは変えられる!」(吉成信夫著/学文社刊/1900円+税)という本だ。

    ハコモノは変えられる!―子どものための公共施設改革

    新品価格
    ¥1,995から
    (2013/10/15 13:52時点)




     サブタイトルに「子どものための公共施設改革」とあるように、著者はこれまでに岩手県の3つの子どものための施設を手掛けてきた。本書はその3つのうちの1つである「いわて子どもの森」の体験をメインに、子どものための施設に必要なのはハコ(建物)ではなく中身だということを、とてもわかりやすい言葉で説明してくれている。
     すべてが体験に基づいた事実だから、「えっ、この後、どうなっちゃうんだろう?」とワクワクしながら読み進めることができる。そして気が付くと、「児童館って何だろう?」「子どもの健全育成って何だろう?」と考えさせられる。
     もちろん、子どものための施設に限らず、あらゆる「ハコモノ」と呼ばれる行政施設のあり方についても考えさせられるが、それよりもまず子どもに関する問題がズシリと胸に響く。
     著者は児童館の役割について、こう述べている。


     児童館はあまりにも当たり前のように昔から地域にあり続けてきた施設なので、関わりのないひとにとってはその意味や可能性をイメージしにくい施設だ。子どもと遊んでいるだけでお金になっていいですねえ、という皮肉交じりの言葉を投げられて悔しい思いをした児童館職員の話をこれまでどれだけ聞いたことかわからない。ただ遊んでいるだけではない。遊びを通じて子どもたちと全身で関わり、子どもたちの言葉にならない声を聴き取り、ときには子どもたちの凍えた心を溶かし、子どもたちの発達を見守り続ける大切な役割が児童館には本来あることを私たちは忘れてはいけない。


     この言葉に目からウロコが落ちる人がいるかもしれない。私がそうだった。また、児童館に限らず、子どもに関わる仕事をしている人はこの言葉に励まされるかもしれない。
     ぜひ多くの人に手にとって読んでもらいたいと思う。もうプロローグから引き込まれること請け合いだ。


     ちなみに著者は、ハコモノを変えるための教訓を巻末に示している。「ハコモノを作り変えるための10の鉄則」というモノで、著者による細かい説明を省いて、10の鉄則を箇条書きすると……。


    1.コンセプトづくりにまずは全力をあげて取りかかること。美辞麗句で飾らず、骨身になるまで削れ

    2.ポジショニングを明確にせよ。競合をマッピングし、ターゲットを絞れ

    3.イメージ目標を作れ

    4.名は体をあらわす。名称開発にこだわれ

    5.広報に努めよ。説明責任に応えよ。マスコミとキーマンのシンパを作れ

    6.常に、利用者の声を丹念に集めよ

    7.会議のスタイルを工夫し、改めよ。形だけの会議は組織を腐らせる

    8.職員のモチベーションを高めよ。施設長の仕事はここに尽きる

    9.細部にこだわれ。細部にこそ魂が宿る。

    10.朝令暮改を恐れるな。創造的破壊を恐れるな



     この考えをもって東村山駅西口の再開発ビルのコンテンツに取り組めば、今よりもっとよくなっていたかもしれない。でもまだ遅くはない。鉄則の10にあるではないか。「朝令暮改を恐れるな。創造的破壊を恐れるな」と。ハコそのものは変えられないが、中身は変えられるし、変わることができる。この10項目の鉄則はハコモノに限らず、あらゆる事業に応用できると思うので、ぜひ活用して欲しいと思う。そのためにもまず本書を読んで欲しいなぁ。








    [ 2013/10/16 14:50 ] 【個人関連】 | TB(-) | CM(0)

    考えるヒントとなった本 vol.6

     今回紹介するのは、「観光まちおこしに成功する秘訣-成果を上げるための処方箋-」(渡辺千賀恵著/ぎょうせい/2190円+税)という本。タイトルにあるように「観光でまちおこしを」と考えている自治体は多い。でも、「じゃあ何か参考になる文献は?」と探すと、これが意外とない。私も図書館でようやく「あっ、こういう本があるんだ」と見つけて喜んだくらいだ。
     で、喜んで読んでみると……実はこの著者も、観光まちおこしの参考となる入門書のようなモノがないことに悩み、「ないならつくってしまえ」ということで書き上げたモノなのだとか。面白いではないか。これから観光まちおこしを考えている自治体職員や観光協会の人、商工会や地域の商店主に読んで欲しい1冊だ。

    観光まちおこしに成功する秘訣









    [ 2011/10/15 23:28 ] 【個人関連】 | TB(-) | CM(0)

    考えるヒントとなった本 vol.5

     今回紹介するのは「秘訣は官民一体 ひと皿200円の町おこし」(五十嵐幸子著/小学館/700円+税)という本。サブタイトルに「宇都宮餃子はなぜ日本一になったか」とあるように、本書は餃子でまちおこしに成功した宇都宮市のことを書いたものだ。
     実はこの本、1年ほど前に友人が「マサさん、食べ物でまちおこしを考えるなら、この本を読んでみたら」と貸してくれたものだったのだが、日々の忙しさにかまけて本棚に置いたままだった。たまたま先日、偶然この本の存在に気づいて読み始めたのだが、興味深い話だったので一気に読んでしまった――。

    「ひと皿200円の町おこし」

    [ 2010/09/03 23:31 ] 【個人関連】 | TB(0) | CM(14)

    考えるヒントとなった本 vol.4

     今回紹介するのは「自律自治体の形成 すべては財政危機との闘いからはじまった」(西寺雅也著/公人の友社/2600円+税)という本。著者の西寺さんは岐阜県多治見市の市長を3期12年務めた人。本書はその12年間に西寺さんが行ってきた改革の足跡を記したものだ。
     一読して唸り、私はこれまでに3度本書を読んだ。読むたびに発見や気づきがある。これは議員や首長はもちろん、市の職員にもぜひ読んで欲しい1冊だと思う。


    自律自治体の形成
    [ 2010/07/31 17:10 ] 【個人関連】 | TB(0) | CM(0)

    考えるヒントとなった本 vol.3

     今回紹介するのは「子育てするなら上越市」(汐見稔幸監修/上越市こども福祉課編/萌文社/1800円+税)という本。現在、渡部尚市長は「子育てするなら東村山」というキャッチフレーズをよく使っているが、そのモデルとなっているのが新潟県上越市だ。この本は今から9年ほど前の、2001年9月28日に発行されたのだが、その内容は今読んでも斬新で勉強になる――。

    「子育てするなら上越市」
    [ 2010/05/14 16:15 ] 【個人関連】 | TB(0) | CM(0)

    考えるヒントとなった本 vol.2

     今回紹介するのは「病に打ち克つ メンタル強化法」(高橋浩一著/蜜書房/1400円+税)という本。著者は医学博士で現在、「山王病院」の脳神経外科に勤めているのだが、たまたま2009年の3月にお会いする機会があり、その際に本書をいただいたのだ――。

    病に打ち克つ メンタル強化法
    [ 2009/04/16 11:51 ] 【個人関連】 | TB(0) | CM(2)

    考えるヒントとなった本 vol.1

     インターネットで情報が得られるし、読まなければならない資料が多かったので、これまではあまり本を読んでいなかった。しかし、それではいけないと思いなおし、今年は意識して本を読んでいこうと考えている。その中で市政の問題に関わることで、考え方や解決のヒントになりそうな本があれば、私1人が読むのはもったいないので随時紹介していこうと思う。
     ということで、今回紹介するのは「福祉がいまできること」(前田正子著/岩波書店/2000円+税)だ。


    福祉がいまできること
    [ 2009/04/08 10:06 ] 【個人関連】 | TB(0) | CM(0)
    検索フォーム
    プロフィール

    usuimasayoshi

    Author:usuimasayoshi
    薄井政美

    家族は妻と長男、長女。52歳。趣味は地元の食べ歩きと映画鑑賞。東村山市在住

    広告
    草の根問題がわかる本

    民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒


    『民主主義汚染 東村山市議転落と日本の暗黒』(宇留嶋瑞郎著/ユニコン企画発行/長崎出版発売/1200円+税)

     草の根問題の原点ともいえる1995年の議席譲渡事件と女性市議転落死事故について詳細に書かれたルポルタージュ。現在、絶版となっていて書店では買えないが、私の手元に在庫があるので、希望者はこちらにメールしてください。書籍代+送料でお分けいたします。

    メールフォーム

    名前:
    メール:
    件名:
    本文:

    QRコード
    QR
    FC2カウンター
    広告(通信講座・教材)
    自己啓発に役立つ本
    広告(健康グッズ)
    悩んだ時に役立つ本

    道は開ける新装版

    価格:1,680円
    (2012/4/17 22:26時点)
    感想(104件)


    人を動かす新装版

    価格:1,575円
    (2012/4/17 22:27時点)
    感想(232件)


    自分の小さな「箱」から脱出する方法

    価格:1,680円
    (2012/4/17 22:28時点)
    感想(151件)

    広告(健康食品)
    日本語検定やってみる?
    TOEIC英単語帳 できる?